20分前
陸斗は東京の街を歩いていると、テレビ局の人だろうか、女性一人と男性二人がテレビで良くロケに行く時に見るロケ車へと連れてかれた。
「その服装良いね。何歳かな?雑誌とか興味ある?」としつこく質問攻めにあった陸斗はついキレてしまい男性一人を外へ投げ飛ばした。
高校生とは思えない力。そして生きてる者とは思えぬ姿は皮膚が無く赤い瞳。大きな鎌を持つその姿はまさに「リッチ」。

【リッチとはアンデットに属する生きた屍。
普通の武器では傷一つつけれず、黒い衣をまとった死神】

その姿を見た周りの人間は当然の如く恐怖に怯え叫び逃げ惑った。

20分後
「今日の午後2時15分頃、東京の新宿で謎の姿をした人物がテレビ局記者1名を暴行した容疑で指名手配されています。
尚、この人物は皮膚がな…プチン」
「またやってくれた様だな、陸斗」と社長がテレビを消し陸斗に言った。
陸斗「仕方無かった」
社長「仕方無かった、じゃない。何故あの姿になった」
陸斗「自分でもコントロール出来なかった」
社長「次同じ事をしたら……命は無いと思え」と陸斗の耳元で囁いた