あたしがどんなに抵抗しても、小鳥遊は嬉しそうに、楽しそうに笑うだけ。

離してくれない。

だからあたしも最終的に諦めてしまうのだけど……。

毎回言うセリフはお互い同じで。

あいつは、何度もあたしに好きと言った。

それはもう聞き飽きるくらいに。


それと時々、小鳥遊は夜(夕方?昼?)用事がある時がある。


週に1回とか、2週間に1回とか。

そんな日は学校を休んだり、早退したりもしている。

そう言う時は決まってうざいくらいに謝ってくるのだ。


『ごめんね!本当にごめん!』

『いいから早く帰れ!』

『あそこには行っちゃダメだからね!』
『……行かねーよ』



『いい子にしてたらキスしてあげるから!じゃあね!』


『いらんわ!!!』