君に奇跡が起きますように



「はい、どうぞ」


数分後、あたしの目の前にはたくさんの料理が並んでいた。


「す、すごい」


肉じゃが、サバの照り焼き、きんぴら、味噌汁、などなどなど……。

和食が多い。


「召し上がれ!」


語尾にハートマークがつく勢いで言う小鳥遊。

小鳥遊はあたしの正面に座り、ニコニコと笑いながらあたしの様子を観察し始める。

「いただきます……」


見られているという圧迫感に押されながらも、肉じゃがを箸でつまんで口に運ぶ。


「……っ!うま!」
「よっしゃ!」


あたしが思わず言うと、小鳥遊はガッツポーズした。

普段妙に大人びている小鳥遊が、一瞬で子供に見えた。