君に奇跡が起きますように





……こうやって、ずっと、ずっとこうしていたい。


そう思っていたのに、残酷だよね。


発作はひどくなる一方で、
病院に行く回数も、
学校を休む回数も増えて来ちゃった。


隠し通せるかどうかも怪しくて。

このままだと、辛くてどうにかなりそうだった。


だから、少しずつ水澤さんを遠ざけた。


気持ちも衝動も抑えて、なるべく触れないように。


気づかれないように。

でもどうしても、他の男と話しているのを見ると耐えられなくて、これで最後。


そう思ってデートに誘って……。

今、この状況」



情けないよね、本当。


小鳥遊の言葉に思いっきり首を振る。



もう、顔が見れなかった。





手術を受けに、外国に行ったらいつ帰ってこれるか分からない。


手術の成功率は半分。


生き残れるかも分からない。



もし生き残ったとしても、


その間に水澤さんは俺を忘れてしまう。


そんなの嫌なんだ……」