目を覚ますと 、あたしはあの日と同じベッドに寝ていた。


「……あれ?」

あのまま、どうなったんだっけ?

思い出そうとするけど、なかなか思い出せない。

辺りを見渡し、やっぱり殺風景な部屋だなと思う。

あたしがいる部屋はリビングから直接繋がっている客間のような部屋。

ベッドと小さなサイドテーブル以外は何もない。


あたしはあのまま寝落ちしたみたいだ。
時刻はまだ6時半過ぎ。

だけど、もう一度寝ようにも寝れなかった。

もぞもぞとベッドから降りる。


リビングへの扉は開けっ放しになっていた。


すーっ、すーっ。小さな寝息が聞こえてくる。