君に奇跡が起きますように



お前は何を隠してるんだよ。


お前はあたしに何でも教えるって言ったけど、肝心なことは何も話さないじゃないか。


わかんねーよ。
全っ然、わかんねー。


あたしはそっと小鳥遊の顔まで手を運ぶ。


「っ⁉︎水澤さ、」
「うっさい」


困惑した顔を見せる小鳥遊の頬をつねって、言葉を遮った。

「い、いひゃいよ」

そんなあたしの腕を、軽く叩いて訴える小鳥遊の顔を見ないようにしながら、

「む、ムカつくんだよ!お前のそーゆー顔。ほら、笑え」

ぐぐぐ、と男のくせにスベスベの頬を広げるように引っ張った。


困ったような表情から、そんな無茶な!という声が聞こえるようだった。


あたしはキッ、と小鳥遊を睨んで見せる。