「斉藤さんって紺野君と付き合ってるの?」
「付き合ってません!」
今ので何回目だろう。
まったく…
「でもさー仕方ないって!どう見ても付き合ってるように見えるよ、アンタ達。」
栞が冷静に諭すが、どうにも納得出来ない。
「そんな事言われても付き合ってないんだから、仕方ないじゃん」
口を尖らせてみるが、みんなの反応は冷たい。
「はいはい」
「紺野君まで心ラブなんて…フリーのイケメン人口がまた減っちゃうじゃん!」
そんなんじゃないのに…
「お、噂をすれば何とやら」
アユミがにやにやしながら、指差す方向には、眠そうな表情で教室にやって来た紺野君がいた。
「「おはよー!」」
アユミ達が声を合わせる。
「…おはよ」
この毎朝見せる、少し寝呆けたような表情と声が、これまた可愛いと女子の間で評判だ。
「あ、心これありがとう」
爽やかな笑顔で手を伸ばす。
「あ、うん…」
みんなの視線を感じながらそれを受け取る。
「何なに、交換日記!?」
茶化すように由樹がはしゃぐ!
「やめてよ、小学生じゃあるまいし!ただの数学のノートよ、前の学校遅れてたみたいだから…」
本当の事なのに、言い訳してるみたいな気持ちになるのは何故だろう。
「まぁー実は少しでも心との会話のきっかけが欲しいってゆう俺の口実やねんけどな」
そう紺野君がにやりと笑うと、
アユミ達の嬉しそうな喚声と合わせて、会話を聞いていたクラス内の女子達の悲鳴に似た叫びが響いた。
はぁ…やれやれだ。
「付き合ってません!」
今ので何回目だろう。
まったく…
「でもさー仕方ないって!どう見ても付き合ってるように見えるよ、アンタ達。」
栞が冷静に諭すが、どうにも納得出来ない。
「そんな事言われても付き合ってないんだから、仕方ないじゃん」
口を尖らせてみるが、みんなの反応は冷たい。
「はいはい」
「紺野君まで心ラブなんて…フリーのイケメン人口がまた減っちゃうじゃん!」
そんなんじゃないのに…
「お、噂をすれば何とやら」
アユミがにやにやしながら、指差す方向には、眠そうな表情で教室にやって来た紺野君がいた。
「「おはよー!」」
アユミ達が声を合わせる。
「…おはよ」
この毎朝見せる、少し寝呆けたような表情と声が、これまた可愛いと女子の間で評判だ。
「あ、心これありがとう」
爽やかな笑顔で手を伸ばす。
「あ、うん…」
みんなの視線を感じながらそれを受け取る。
「何なに、交換日記!?」
茶化すように由樹がはしゃぐ!
「やめてよ、小学生じゃあるまいし!ただの数学のノートよ、前の学校遅れてたみたいだから…」
本当の事なのに、言い訳してるみたいな気持ちになるのは何故だろう。
「まぁー実は少しでも心との会話のきっかけが欲しいってゆう俺の口実やねんけどな」
そう紺野君がにやりと笑うと、
アユミ達の嬉しそうな喚声と合わせて、会話を聞いていたクラス内の女子達の悲鳴に似た叫びが響いた。
はぁ…やれやれだ。

