「お帰りココロ〜、お腹空いちゃった!」 千草ちゃんがハグで迎えてくれると、優しい良い香りに包まれた。 それなのに、私の心はモヤモヤしたままだった。 原因はわかってる。 だから… 「ミサキちゃん」 はっきりさせたい。 そのまま奥の部屋に進み、ソファーで読書をしているミサキちゃんに声をかけた。 「何?そんな顔しちゃってー。 てゆうか、どこ行ってた…」 「高橋君に会ってきた。」 そんな顔しないで。 これ以上、聞けなくなりそうじゃん。