「あのねー、」
「…ちょっと!」
何か言いたげなミサキちゃんを遮って、声を上げた。
「え?」
「それっ!私のタオル!」
ミサキちゃんが肩にかけているピンクのバスタオルを指差す。
「あぁ、これ?
可愛いから借りちゃった☆」
「借りちゃった、じゃないわよ!
勝手に使わないでよね!」
ミサキちゃんが使ったタオルなんて…次から意識しちゃうじゃんっ!
…この発想、栞みたいだな。
「何よー、ケチ」
「ケチで結構!」
あぁ…顔赤くないかな。
ミサキちゃんに変に思われないかな…
「そんな意地悪な子には、教えてあーげない!」
「え?」
「せっかく良い事教えてあげようと思ったのにな」
良い事?
「な、何?」
「どーしよっかな〜」
意地悪はどっちよ!
そんな可愛い顔しないでよ!
「…教えてください」
すぐ負けちゃうじゃん。

