帰宅し すぐさまベッドへ寝転んだ。
隆が言っていた 言葉と
奏太の 昔は恋をしていたという
言葉が 頭の中で 交差していた。
その人を 今も 忘れることが
出来ないから 恋愛をしていないのか
それとも 臆病に なっているからなのか
ただ単に私に 興味がないだけなのか
ありとあらゆる 事が浮かんできて
あかねは 眠ろうにも 眠れずにいた。
わからないことは 本人に聞くべし!
と、 思い立ち 電話をかけようと
するが なかなか 発信ボタンを
押せない。
「電話して なにを聞くっていうの!?
あんたは 今だに昔の女を
忘れれないの?」て?
そんなこと 聞けない…
聞けないよ…
迷ったあげく 些細な LINEを
送った。
〝寒い中 ご苦労であった〟
妙なうさぎの スタンプもつけた。
すぐに 既読がつく。
