「あ。いや…」
隆は 慌てて 言葉を 濁そうと
するも…
あかねに 問い詰められてしまう。
「昔 奏太と俺は 親友で
ひとりの 女性の事で 揉めたんだ。
それから ずっと 会ってなかった。」
隆の 言葉を聞き
奏太の 昔は親友だったって言葉が
頭の中に 響いた。
「それで?」
「いや…まぁ…
奏太を 傷つけてしまったかも
しれない。」
「なんで?」
「奏太の 彼女を 俺が
好きになってしまって
その子は 俺と付き合うことに
なったから。」
あかねは ただ驚くしかなかった…
そして 20代で 恋愛はしてないかも
しれない 奏太のことが
頭から 離れなかった。
「それで なんで今更
あの人と 会ったの?
あんたが 私を好きだから?
で?それで あの人に なんか
言ったわけ?」
「いや… 俺はあかねのことが
好きなんだって…話を…」
「最低ね!!!!!!!!!
なんで わざわざ言うの!?
圧力でも かけたつもりのわけ?」
「いや…そんな つもりは…
あいつは お前のこと
どう 思ってんのかなって…
思って…」
「もう いい!!!!
帰って。友達も 辞めましょう。」
