「もう 遅い。そろそろ
本当に 帰りなさい。」

「その おじいちゃんみたいな
喋り方 やめて。笑
夜道に か弱い女性をひとりで
帰らせても 平気?」

「…。」

奏太は 黙って コートを羽織っていた。

意外と 素直な所もある
奏太に あかねはますます
胸が きゅんとしていた。