「昔、昔って…
あんたは おじいちゃんか!
まだ 20代そこそこで 昔って…
え!?もしかして 20代になって
恋愛してないの!!!??」

奏太は 図星だったが
顔色ひとつ変えず 返事はしなかった。

「答えないってことは…
えーーーまじーーーー!?
あなたって 本当 不思議な人ね。
宇宙人なんじゃないのかって
今でも 思うわ。」

「地底人かもな。」

珍しく 冗談を 言った奏太に
あかねは 嬉しくなってしまった。