「そうか。 」

「そうかって…
それだけ?笑
あんたは? 過去の恋愛とか
ないの?」

「ない。」

あかねは 驚き クッションに
顔を埋めていた…

「まさか…本当に 無性愛者…
そして…チェリーボーイ…!?」

「そうではない。笑」

「なんだ。じゃあ 彼女とか
いてたんじゃん。」

無性愛者でもないと 安心したが
奏太に 好かれた人を少し
羨ましく 思っていた。

「まぁな。 昔の話だ。」