「昔って? 今は違うの?
なのに 家に来たわけ?
昔 怪しい関係だったとか!?」
あかねは 美咲に 言われた
ゲイかも しれないって言葉が
頭に 浮かんでいた。
「なわけがないだろ。
昔…高校生の頃
よく遊んでたってだけだ。」
「なにして!?
高校生だとほら…
ホルモンバランスの乱れとか
色んな 興味を持って…とか…
好奇心で…とか…
いけない 恋に 走ってしまう…とか」
奏太は お茶を机に置き
あかねの 目をじっと見つめた。
「なんの 話をしてる。
なんでも いいが 勘違いだ。」
「あ…ごめん…つい…」
