あかねは 一瞬 時間が止まったような
感覚に 陥るも すぐさま
状況を 把握し 唇を 外した。

「なんなのよ!!」

あかねは 怒って 隆の頬を
ひっぱ叩いた。
自分が 今 好きかもしれない
相手の家の 前で 別の男に
キスを されたことに 激しく
動揺していた。

「行くな。 こんな夜中に
男の家になんて 行くな。」

「私の 勝手でしょ。」

隆の 手を振り払い
奏太の 家へと 逃げ込んでいった。