あかねは奏太の 家のインターホンを
ちょうど 押そうとしていた。
その瞬間 ドアが開き
出てきたのが 隆で 驚いた。
隆もまた 奏太の家を訪れた
あかねに 驚いていた。
「なんで あかねがここにいる?」
「あんたこそ なんで 奏太の家にいるの?
一回の 撮影で そんなに
親しくなったの? 羨ましい。笑」
そういって 入れ違いに
奏太の 家へ 上がりこもうとする
あかねの腕を 強引に引っ張った。
「ちょっと! なに?」
早く奏太に 会って 文句を
言いたかったあかねだったが
突然 隆から キスをされた。
長年 片想いをされていることも
スキンシップが 時々 多いことも
あったが キスを されたことは
はじめてだった。
