あかねと美咲は 先に
お店に 着いていた。
いつ来るのか お店のドアが
開くたびに ドキドキしている
あかねの 様子をみて
美咲は 呆れ 叱った。

「そんな 余裕のない態度で
男を 待たない!!」

その時 奏太が 店に 入ってきた。

奏太の 姿を見ると
あかねは勢いよく 立ち上がった!

「奏太!こっち!こっち! 」

浮かれて 手招きしている
あかねは 完全に 片想いの女の
姿だった。
叱ったはずなのに 態度を変えない
あかねを 軽視していたが
奏太の 姿を みるなり
驚きと共に
密かに胸がきゅんと していた…
( シュッとした 顔立ち…
広い肩幅…
あらぁ…やだ…いい男… )

美咲は しばらく奏太に
見惚れてしまっていた…