「好きな子に意地悪をする男なんて
思春期の男だけよ。
大人な男性が 好きだから
意地悪してしまう??
ないね、絶対にない。
その人 あんたに脈ないよ。」
美咲は きっぱりと 断言した。
しかし その断言に全く
納得できない あかねは
反論していた。
「照れて 意地悪になってしまうとか…?」
「ないない。 あんたはモデル。
そんな子に そんな遠回しの
アプローチする人がいるとは
思えないね。」
「そう!そこよね!?
私はモデル。彼はカメラマン…
だから!職場恋愛は禁断だって!
私に 迷惑かけちゃいけない…!
だから、わざと 素っ気ないとか!?」
あかねは これが答えだと
思いついたかのように言った。
「ふぇー。あんたも 都合のいいように
思い込んで…orz」
美咲は 半ば呆れ気味だった。
「そんな自分の都合のいい解釈を
してるようじゃ…一生、片思いよ。」
「じゃあ どうしろって…?」
美咲は あることを思いついた!!!
