あかねは ふと海をみたくなる瞬間が
あった。
仕事が うまくいかない時
ひとりになりたい時
自分を見つめなおしたい時…

はぁ〜… こんなに 広く感じるのに
いつも ひとりぼっちだって
気持ちに なるのは なんでなんだろ。

海沿いを ゆっくり歩きながら
海を見つめていた。

その儚げな 表情に
カメラを 向ける 男がいた。

奏太だった。