酔っ払っているあかねは
奏太の顔を見るなり
微笑み 元カレの名前を
口にしていた。

「ゆうさく…」

そう呟いたまま 奏太を下敷きにして
そのまま 眠った。

「おい! 寝るな!」

声をかけて 起こそうとするも
そのまま ぐっすり眠っている
あかねは 起きる気配がなかった。

「なんなんだよ。」