「仕事は どう?楽しい?」
「楽しいけど まだ 慣れないかな。
あんたが 先に売れて 正直
羨ましかったけど こんなに
大変なのに 疲れた顔を絶対に
見せない
隆を 凄いと思ったよ。」
「そういう 職業だからな。笑」
「うん。 でも 私は運がよかったのかな。
あの写真が なかったら
今 充実してるって 実感も
なかったのかも。」
「あの写真って?」
「私、ある人が 偶然撮った 写真で
世間に 知られるようになったの。笑」
「へぇ。どんな 写真か 見たいなぁ。笑
おっぱい 晒したとか?笑」
「なわけないじゃん。笑
ちょっと待ってて。確かここに…」
あかねは 鞄のポケットから
一枚の 記事を取り出した。
自分の ターニングポイントになった
一枚だと お守りのように
持ち歩いていた。
