「おーい。葵〜。ひなた〜‼︎」
ー‼︎ー
すると、向こうから
亮平と早奈英が近付いて来た。
「テント張り終わったの⁇」
「終わったよー♪亮平くん
力持ちで凄いんだよー♪」
早奈英はそう言うと
テントの方を指差した。
本当だ…
いつの間にかあっという間に
終わってる(笑)
「お前らサボってたろ〜。
ライン引き終わってねーじゃんか〜。」
「いーんだよ。
腹減ったから終わり。」
「おいおいおいっ‼︎」
「ははは♪」
亮平と葵のやり取りは
いつもコントみたいで
見ているだけで微笑ましい。
あたしはこの2人が一緒にいるのが
本当に楽しくて、葵がこんな風に
笑っている事が嬉しかった。
って…あれ⁇
あたし、ここ最近
葵の事ばっかり考えてる…⁇
何をするのにも、
ああすれば葵が喜ぶだろうな、とか
こう言えば笑ってくれるかな、とか…。
「ひなた⁇」
「え、あ、うん。」
早奈英に声をかけられて
我に返る。
最近のあたしは、
あたしじゃないみたい…。
「暑いなぁ…。」
焼きつくような太陽が
いつもより暑く感じた。

