あたしは男なんていらない。
男に甘えて、あたしを捨てて
あたしの人生をメチャクチャにした
あんな女になりたくないから。
あんな母親の元に生まれたあたしは
今でもひどく後悔している。
あの母親の元に生まれてこなければ
あたしはきっと、もっと幸せな
人生を送っていたに違いない。
両親がいて、普通の家庭で
普通の毎日を過ごして、
たくさんの愛情を受けて
この世に生まれてきて良かったと、
感じることが出来たに違いない。
もっと優しくて、もっと暖かくて
もっとあたしのことを愛してくれる
母親が良かった。
今ではもう、あの女の
顔もうっすらとしか
思い出せない。
声も思い出せない。
娘より男を選んだ女。
あたしは男に頼らないで
一人で強く生きていく。
そう、決意した。
だからもう…

