* * * それからどのくらい 時間が経ったのだろう。 辺りを見回せば、 すでに暗くなっていた。 あたしは今だにそこから 動けずにいた。 あの人達の言葉を思い出すと 悔しくて悔しくて… 仕方がなかった。 うつむきながら 涙をこらえる。 「おい。」 ー‼︎ー 静かな空き地に 聞き覚えのある声がした。 きっと…葵だ。 だけど振り向いたら 涙が溢れ出しそうで 顔を上げられない。 「おいって。」 葵はあたしの隣に来て 顔を上げさせた。 「‼︎」