星空の日に







そしてあの事件からしばらくー











「あついぃーーーー。」


夏の照りつけるような陽射しで
隣にいる早奈英は
ダウン寸前だった。


梅雨も完全に明けて、
季節は夏。

毎日、気が滅入るような暑さで
あたし達の気力を奪っていく。




「ほらー‼︎お前ら早く
リレーの選手を選ばんかー‼︎」


担任のうるさい声で
より一層、怠くなる。


あたし達の学校は
もうすぐ体育祭で、
今はクラス対抗リレーの選手を
選ぶ真っ只中。




「体育祭なんか暑いし
なくていいー‼︎
ねぇ⁇ひなたぁー。」


「ほんとーっに。」



みんな授業中にもかかわらず
担任の声に聞く耳持たず。




「あ、男子は3年との
借り物競争があるからなー♪」


「「えぇーーーーー‼︎」」



担任の言葉にクラスの男子が
一斉にブーイング。


借り物競争なんて
小学校とかでするものじゃないの⁇
って、あたしも素直に思った。




「けど亮平くんの頑張ってる姿
見たいなぁー。絶対
かっこいいんだろうなぁー。」


早奈英が目をキラキラさせていた。


「はいはい(笑)
本当にバカップルなんだから。」



早奈英達のアツアツぶりで
もっと暑いなこりゃ(笑)




あたしは手で風を仰ぎながら
授業が早く終わらないかと、考えて
ぼーっとしていた。