星空の日に








殴られる。




そう思った時だった。









「俺、お前みたいなブスで
性格悪い奴、興味ないんだけど。」



ー‼︎ー




「櫻木…。」

「櫻木君⁉︎」





危機一髪のとこに
葵の低く、機嫌の悪そうな
声が聞こえた。



「な、なんで⁉︎
佐々原さんの方が性格悪いでしょ⁉︎」



えぇーーーー‼︎
あたしのこと
何も知らないくせに…(泣)



「たくま先輩と付き合ってるのに
櫻木君の事までたぶらかしてるの
櫻木君、分かってるの⁉︎」


「ちょっと待って…‼︎あたしそんなっ…」
「こいつは…」



あたしが言いかけた時だった、




「こいつは、そんな事しねぇよ。」



「はぁ⁉︎」

「櫻木…⁇」



葵は表情を変えずに
話しだした。




「こいつは、てめぇなんかより
物事をよく理解してる。
何倍も苦労してきて、
何倍も苦しんできてる。
俺、てめぇみたいに頭悪くて
人の気持ちが分からない奴、
嫌いなんだよね。」


「なっ…‼︎」


「俺、こいつの事…」












「嫌いじゃない。
けど、てめぇの事は嫌い。
意味、分かった⁇」






葵はそう言うと
無表情でその子の肩を
軽く押した。




「ひどい…‼︎
いいわ‼︎そのビッチ女に一生
騙されとけばいいのよ‼︎」



その子は捨て台詞を吐いて、
泣きながらあたし達の前から
走っていなくなった。