星空の日に









ーキーンコーンカーンコーンー



あたしが教室に入って
30分くらいした時に
授業終了の鐘が鳴った。



「「起立、姿勢、礼。
ありがとうございましたー。」」





「ひなたーっ‼︎」

「わっ‼︎びっくりしたー…。」



授業終了の挨拶を終えた途端、
後ろから早奈英があたしの肩を掴んだ。



「なにしてたの⁉︎
葵くん心配してたよ⁉︎」


「え…⁇」



早奈英の言葉に
あたしは驚いた。



「どーゆうこと…⁇」


「朝、葵くんと一緒だったんでしょ⁇
遅刻しそうだったからお互い走ってたけど
学校着いて後ろ見たらひなたが
いなかったって。
ホームルーム終わった後に、葵くん
わざわざ教室まで来たんだよ⁇」



あ…
なるほど…。


「ごめん…。正門の前で
先輩にぶつかっちゃって…。
制服濡れて一回家に帰ってて…。」



早奈英の心配そうな顔を見ると
申し訳なくて仕方なかった。


「先輩って⁇」

「3年の宮原たくまって人。」


「え⁉︎この間の先輩でしょ⁇
体育の時の‼︎」


「う、うん。」

あたしの口から
宮原先輩の名前が出ると
早奈英は思い出したように言った。


「後から聞いた話なんだけどね、
宮原先輩って結構人気あるらしくて
狙ってる子多いみたいだよ‼︎」


「そ、そうなんだ。」


「そうなんだ、って‼︎
興味ないの⁇ひなたは。」


「うん、特に…。」


「なぁーんだっ。
つまんないなぁー。」



早奈英はそう言うと
つまらなさそうに
唇を尖らせた。