星空の日に



「ふぅ〜。成功♪」


校舎に入るなり
宮原先輩は息を吐いた。


「先輩、なんか慣れてる。」

「しょっちゅうこーゆーこと
してるからねー♪」


宮原先輩はニヤリと笑って見せた。


「じゃ、俺行くな♪
ひなたちゃんもちゃんと
教室行けよー♪」


「はい。ありがとうございました。」


手を振って階段を登って行く
宮原先輩にあたしは頭を下げた。




「あ。」

「⁇」



宮原先輩は階段を上がる足を止めて
あたしの方を振り返った。



「俺の方こそタオルさんきゅーな♪
嬉しかった♪」



「いえ…そんな。」


「じゃーな♪」



宮原先輩はそう言うと
階段を上って行って
見えなくなった。