星空の日に




それからしばらく
2人で並んで歩くと
家が見えてきた。




「ここです。」

「じゃあ俺ここで待ってっから
ゆっくり着替えて来いよ♪」


「けど、そこにいたら
濡れちゃいますよ‼︎」


「大丈夫、大丈夫♪」


雨の下、傘をさしながら
先輩は笑顔であたしを
家の中に入れた。





ーガチャッー


「おやおや、ひなたちゃん
大丈夫かね⁉︎こんなに濡れて。」


玄関に入ると
洗濯物を抱えたおばあちゃんが
あたしに、気づいて
慌てて駆け寄ってきた。


「うん、ちょっと濡れちゃって…。」


「早く上がって着替えなきゃ
風邪引くよ。ほら、お上り。」


おばあちゃんに言われ、
あたしはそのまま
脱衣所に向かった。


「新しいスカートとタオル、
ここに置いとくからねぇ。」


「あ、うん‼︎
おばあちゃんありがとう。」


おばあちゃんが出してくれたタオルで
濡れた髪の毛を軽く拭いて、
下着とスカートを履き替える。



「おばあちゃん、あたし
人待たせてるから行くね‼︎」


「そうかい。外はひどい雨だから
気をつけて行くんだよ。」


「行ってきます‼︎」



おばあちゃんに今日2回目の
行ってきますを言って、
あたしはそそくさと外に出た。



「‼︎」



玄関を出ると
宮原先輩はさっきよりも
強い雨の中、立っていた。


肩のあたりが濡れて
それこそ、びちょびちょだった。


「…。」



あたしはもう一度家の中に入って
タオルを取りに脱衣所に向かった。