宮原先輩と並んで歩く。
さっきよりも雨がひどくなり
雨が傘を激しく打ち付けた。
「…。」
早く帰り着きたい…。
あたしは、
家に帰り着くまでの間、
スカートが濡れてるのが
どうしようもなく気になって
歩くのが恥ずかしくなっていた。
度々通る車や、
すれ違う人に
見られてるかもしれないと思うと
気が気でなくなる。
「‼︎」
その時、
腰のあたりに温かいものを感じた。
「あの…先輩⁇」
「こーしてたら誰も
分かんないっしょ⁇」
宮原先輩はそう言うと
着ていたセーターを脱いで
あたしの腰に巻いた。
そのおかげで
濡れていたお尻も隠れて
周りからは見えなくなった。
「けど…先輩のセーター
濡れちゃうし…。」
「気にすんなって♪
それに、どうせ学校で脱ぐし
使わねーからっ。」
先輩はそう言うと
あたしに笑って見せた。
「すみません…。」
あたしは、
申し訳なくてただただ
うつむいて歩いた。

