頭を上げると、そこには
見覚えのある人がいた。
「宮原先輩…⁇」
「ひなたちゃん‼︎」
そこに立っていたのは
前に、保健室まで一緒に行った
宮原先輩だった。
「大丈夫⁉︎」
「‼︎」
宮原先輩に手を引かれて
あたしは立ち上がった。
「あちゃー…。
それじゃ今すぐに学校行くの
無理そうだな…。」
宮原先輩はそう言うと
困ったようにあたしの
スカートを指さした。
「あ…。忘れてた…。」
立ち上がったのはいいものの、
こんなびちょびちょじゃ
さすがに今すぐに学校に行くのは
無理な話しだった。
「大丈夫です…。
1回帰って着替えて
また来るので。」
「あ、じゃあ俺も行くよ。」
あたしがそう言うと
宮原先輩は考える間も無く
そう言った。
「え⁉︎いや、大丈夫です‼︎」
慌てて首を横に振る。
「このまま1人で行って怒られるより
2人の方がいいっしょ⁇
ほら、行くよ。そんな濡れてちゃ
1人で帰るのも恥ずかしいだろ⁇」
た、確かに…。
「はい…。」
あたしは渋々頷いて
宮原先輩と家に
引き返すことにした。

