星空の日に



脱衣所で制服を脱いで
浴室に入ると、
白い湯気でいっぱいだった。




「んんー。」



体を流して肩までしっかり
湯船に浸かった。
冷たくなっていた体が
じわじわ温まってくる。





「…。」




目を閉じると
今日1日の事を何度も何度も
繰り返し思い出した。


お互いのことを知るって…
なんか複雑で
不思議な気持ちになる。


櫻木の悲しそうな顔を見たら
あたしの悩みなんて
些細な事なのかなぁ…って思った。


今まで自分以外の誰かを信じたり
自分以外の誰かの事を知りたいとか
思って来なかった。


「はぁ…。よくわかんないや…。」




湯船から出て、
長い茶色の髪の毛を洗う。


「のぼせた…。」


頬っぺたがポッポしてきた。
あたしはお湯をぬるめにして
身体を流し浴室を出た。