「結婚しよう。」
「…え⁇」
葵の腕に抱かれながら、
その言葉を聞いたあたしは
困惑していた。
「今なんて…⁇」
「ったく。
こーゆーの、二回も言わせんな。
結婚するって言ってんの。
相変わらず理解出来ない⁇」
葵はそう言うと、
少し呆れたように笑い出した。
「早く一緒になって、
今までの分一緒にいる。
それはお前の彼氏とか
そーゆーのじゃなくて…
旦那として。返事は⁇
指輪も買ったのに
断ったりしたらスネるからな。」
子供のような無邪気な笑顔を見て、
あたしの心臓は大きく高鳴った。
断る…
理由なんて、あたしの中にはない。
やっと…
心が繋がった。
「はい…。
これからあたしは…
葵の為だけに生きてく。」
あたしの言葉を聞いた葵は、
安心したように優しく微笑んだ。
あの頃は…
こんな幸せな日が来るなんて
思ってもみなかった。
酷く落ち込んでいたあたしの人生が、
葵という存在でこんなにも
良い方向に変わるなんて…。
これから先、辛い事も悲しい事も
まだまだいっぱいあるだろう。
だけどその困難を
今なら乗り越えられそうな気がする。
葵と出逢えた事は…
きっと偶然なんかじゃなくて
運命という、
ダメだったあたしに神様がくれた
奇跡であって…チャンスでもあって…
プレゼントだったんだと思う。
例えそうじゃなくても…
そういう風に思えていけたら、
これからも幸せでいられると思う。
この世に生まれた事を
後悔していたあの頃。
神様。
あなたを恨んでいたあたしを
どうかお許しください。
これからはあなたがくれた奇跡に
いつまでも感謝しながら
生きて行くと誓います。
星空の日。
あなたと出逢えたその瞬間、その全てに…
心からありがとうございます。
☆星空の日に。 end…☆

