思わず声が出てしまった。
後ろを見るとそこには、
見慣れたはずの少し懐かしい姿が見えた。
少しずつ、少しずつ
お互いに距離を縮めるように
歩き出す。
「よ。」
「な…んで⁇」
目の前まで来た葵の顔を見ると、
夢のような気がしてならなかった。
「帰って来た。」
「だってまだあと1年あるのに…⁇」
「俺の事誰だと思ってんの⁇
優等生だから(笑)」
「っ…‼︎」
葵の少し微笑んだ顔を見て、
あたしは思わず葵の胸に飛び込んだ。
「本当に、本当にっ‼︎
会いたかったんだから…‼︎
ずっとずっと一人で待ってたの…‼︎」
「…ごめん。
長い間辛い思いさせた。
これからは今までの分
ずっと一緒にいる。」
「これ以上は無理かもって…
何回思ったか分かんないくらい…
毎日葵の事考えてた…。」
「ん…。」
「…おかえりなさい。」
「ただいま。」
葵はそう言うと、
安心したようにあたしを
力強く抱きしめた。
「ひなた⁇」
「…ん⁇」
「お前の目になる準備も出来た。
約束通り、これからは俺が
お前を守ってく。」
「…ありがとう。」
「だからさ…」

