星空の日に












「じゃあ、式を挙げられそうな日程とか
分かり次第、またすぐに連絡するね。」

「うん♪待ってるね♪」



あれから三人で1時間くらい
打ち合わせをして
ひと段落つくと、
早奈英と亮平は椅子から
立ち上がった。






「あ、そういえば
葵くんから連絡来る⁇」




帰り際に早奈英は
少し心配そうな表情で
そう言った。



早奈英の言葉に、
少し戸惑う。






離れてから葵とは、
2回くらいしか会えていなかった。


葵は何も言わないけど、
きっと忙しいと思うから…
あたしも遠慮して会いに行ったり
最近は連絡するのでさえ
ためらってしまっている。


葵と連絡を取らないようになってから
もうすぐ一ヶ月。

どうしていいのか分からなくて…
寂しさを誤魔化すようになった。




「うん…。」

「もしかして連絡取ってないのか⁇」



亮平は何かを察したかのように
真剣な顔つきになる。




「もう医大だって卒業して
研修医もあと一年くらいで
終わるんだろ⁇」

「…だと思うけど…。」

「寂しくないの…⁇」








寂しいに…

決まってる。




本当は今すぐにでも
会いたくてたまらない。


会って…
話したい事も沢山ある。


だけど…

頑張るって約束したから…。
あたしが葵の重荷になったらいけないんだ。






「あたしなら大丈夫‼︎
毎日仕事で忙しいし
色々考えてる余裕もなくて。」


「ひなたっ…。」




あたしは何事も無かったかのように
ただ毎日…明るく振る舞って
いくしかないんだ。

それが唯一の葵の邪魔にならない
方法なんだと思うから。