教室を出て早奈英と
話をしながら階段を降りる。
ー‼︎ー
「あ…‼︎ひなたっ
あの後ろ姿って…。」
「うん…。たぶんそう。」
階段を降りる途中、
靴箱の前で見慣れた後ろ姿が見えた。
どこか懐かしい後ろ姿。
「あの〜…。」
「‼︎」
「…‼︎ちょっ、早奈英っ…。」
早奈英が階段を降りるなり、
その人に声をかけた。
その人は少し驚いたように、
あたし達の方を振り返る。
「あ‼︎やっぱり〜‼︎
たくま先輩だった‼︎」
そこに立っていたのは、
卒業したはずの
宮原先輩だった。
「お‼︎早奈英ちゃんー♪
誰かと思った‼︎」
宮原先輩は嬉しそうに
喜んでいた。
「ひなたちゃんも。」
「…‼︎あ、はい。
お久しぶりです…。」
宮原先輩に声をかけられたあたしは、
一瞬驚いて戸惑う。
「あ、じゃあ私はこの辺で‼︎
たくま先輩‼︎また‼︎
ひなたまた明日ね〜♪」
「おう♪元気でな〜♪」
「え⁉︎早奈英⁉︎」
早奈英は舌を出しながら
あたしに手を振って
行ってしまった。

