星空の日に









「えー、みんな進路は決まってるかー⁇
進学する者もいれば、就職する者も
いると思う。これからの人生の
大事な選択になると思うから
しっかり考えてその進路希望調査の
書類を冬休み明けに出すようにー‼︎
明日で冬休みに入るが、卒業するまでは
この学校の名前を背負ってる事を
忘れるなよー。それでは以上‼︎
気を付けて帰るように〜。」


「「姿勢、礼、
ありがとうございました〜。」」





「よし、帰ろ〜ぜ。」

「また明日ね〜♪」





担任の話が終わるのと同時に、
クラスのみんなは席を立って
教室を出て行く。


あたしは配られた進路希望調査の
紙を見てうなだれていた。



「ひなたー⁇
帰らないの〜⁇」

「あー、うん。帰る〜。」

早奈英があたしの顔を覗き込む。



「あー、ひなた進路どうするか
迷ってるとこ⁇」

「んー…。冬休み明けまでに
決めるなんて無理だよ〜…。
早奈英は〜⁇」

「私⁇あのね、いい求人があったの。
福祉施設の仕事♪私は進学しないで
高校出たら働くつもり。
親は進学しろって言うけど…
1日でも早くそういう人達の為に
仕事がしたいの。」

「そっかぁ…。
あたしも早奈英みたいに
何か目標があればなぁ…。」


「些細なことで何か見つかるかもよ⁇
私も一緒に考えてあげるから。
そんな事より、葵君
待ってるんじゃない⁇」


「うん。行かなきゃ。」

「下まで一緒に行こ〜♪」




早奈英に言われて、あたしは
進路希望調査の書類を鞄に入れて
早奈英と一緒に教室を出た。