「お待たせしました♪」
しばらくして、女の店員さんは
レジから戻って来た。
手に持っていた薄ピンク色の
包装紙に包まれたブレスレットを
あたしに手渡す。
「ありがとうございます。
いくらですか⁇」
「2つで1000円です♪」
「え⁇そんなに安くで
売ってもらって良いんですか⁇
あたし、ちゃんと払います。」
他の商品とは比べ物にならないくらい、
低価格なのに驚いたあたしは
慌てて財布を出した。
「いいんです♪
真心があれば値段なんて
関係ありません♪
あなたのような素敵な人に
買って頂けるだけで私は
嬉しいんですから♪」
その人はそう言うと、
あたしの手を軽く握って微笑んだ。
「素敵なクリスマスに
なりますように。そして、
お姉さんの真心が彼氏さんに
しっかり伝わりますように。」
「本当にありがとうございました…。」
「はい♪またいらして下さいね♪」
あたしはその人にお辞儀をすると、
手渡されたブレスレットを
大切に抱えて店を出た。

