「うぅー…寒すぎるっ。」
学校を出ると冷たい風が
あたしの体を氷のように冷たくした。
首に巻いたマフラーを
顔の半分まで覆い隠す。
「それにしても…。」
見回す限り、街は見事に
イルミネーションで
ライトアップされている。
あたしの横を仲睦まじく歩く
カップルや、家族連れ。
幸せそうな人達を見ると
胸が少し痛んで…。
一刻も早く家に帰りたくなった。
「あ…。」
そんな時だった。
ある、アクセサリーショップの前で
あたしは足を止めた。
外からでも分かるくらい、
可愛い雑貨やアクセサリーが
所狭しと並んでいる。
「見るだけ…。うん。」
あたしは自分に言い聞かせるように
頷くと、店のドアを開けた。

