星空の日に



「アホ面。」

あたしの顔を見て
葵はクスクス笑う。


「び、びっくりしたもん…。」


こんな風にされるのは
初めてだし…本当に驚いた。


「いつもとキャラ違くない…⁇」


顔を真っ赤にしながら
葵をじーっと見つめる。


「別に。」

「何企んでるの⁇」

「なんも。」



葵はあたしの言葉を
軽く受け流す。


「変な奴。葵って意外と変態。」



そんな葵の態度を見て
あたしはわざとそう呟いた。



「は⁇」

ードンッー

「なっ…‼︎」



あたしの言葉を聞いた
葵は不機嫌そうに
あたしを押し倒した。


「ちょっ…‼︎あ、葵っ…‼︎」



「変態って⁇
そりゃ男だからな。」


葵の瞳に真っ直ぐ見つめられて
恥ずかしくてどうにかなりそうだった。


「ご、ごめんっ…‼︎
ちょっと言ってみただけ…‼︎」

「俺、いま機嫌わりーの。
誰のせいだと思う⁇」

「ご、ごめんってば…‼︎
もう言わないっっ‼︎」

「他は⁇」

「え⁇他…⁇」



葵の言葉にぽけーっと
していると葵はあたしの
耳元で呟いた。



「他の奴にもう二度と
隙を見せないって言え。」




ー‼︎ー





やっぱりさっきの事、
気にしてたんだ…。


葵の言葉を聞いて、
改めて反省する。



ーぎゅっー


「‼︎」



「ごめんね。もう心配かけない。
だからもう怒らないで⁇」





葵の首に抱きついて
あたしはそう呟いた。



「今回だけな…。」



あたしの言葉を聞いた葵は、
恥ずかしそうにあたしの
上から体をどかした。