「ポカポカであったかいね~ひなたぁ」
「そうだね~」
隣に座る早奈英もポカポカ陽気に
眠気を誘われている。
ふぁ~…
眠たい。
「おーいっ!!危ないぞーっ!!」
その時コートの方から
こっちに向かって叫ぶ声が聞こえた。
「!!」
ーガンッ!!!!ー
「!?っ…いったあ!!」
声が聞こえたのと同時に
勢いよく飛んできたバレーボールは
見事にあたしの顔に
クリーンヒットした。
「ちょっ、ひなた大丈夫!?」
「うぅ~っ…」
やばい、
鼻血出そう。
「わりぃっ!!大丈夫!?」
あたしがうずくまっていると
コートの方から3年生の人が
慌てて駆け寄ってきた。
「ほんっとーにごめんね!?」
「だ、大丈夫です…」
そう言ってあたしは
顔をあげた。
「「あ…」」
あたしが顔をあげると
鼻血が垂れた。
うわ~…
最悪…。
「ひなた鼻血っ!!
早く保健室に行こう!!」
早奈英に言われて
立ち上がろうとした時…
「あっ、俺が連れて行くよ!!」
3年生の人があたしの手を引いた。
「で、でもっ!!」
「大丈夫!!俺が悪いし
俺がちゃんと責任取る」
その人はそう言うと
あたしを連れて
保健室に向かって歩き出した。

