あたしもこのまま
目が覚めなきゃいいのに…。
どうしてあたしばっかり
こんな風に辛い思いを
しなきゃいけないの…⁇
葵がかけてくれたタオルケットを
頭までスッポリとかぶる。
「ひなた‼︎」
「…⁇」
その時、台所にいた葵が
慌てたようにリビングに戻って来た。
「これ…‼︎」
「…⁇」
戻って来た葵の手には、
白い封筒が握られていた。
「なに…⁇」
「見てねぇから分かんねぇけど…。
おばあさんが薬を置いてた棚に置いてあった。」
「棚に…⁇」
ー‼︎ー
葵から受け取ったその封筒には、
おばあちゃんの字で
『ひなたちゃんへ』と、
はっきりと書かれてあった。
あたしは慌てて起き上がり、
震える手で封筒を開けて
中の、手紙らしき物を読み始めた。

