次の日ー
おばあちゃんの葬儀と、
火葬は何事もなく無事に執り行われた。
火葬が終わった後の
あの独特な骨の臭い。
おばあちゃんの遺骨を
皆んなで囲む風景。
皆んなの涙。
何もかもが脳裏に焼き付いて離れなかった。
全ての日程が終わった後。
あたしの心はポッカリと
穴が空いたようだった。
おじいちゃんのお仏壇も
お寺に預けて、家の中も
スッキリしてしまった。
それを見て、尚更悲しくなる。
家に戻ると疲れ果てて
ソファーから動けずにいた。
「ひなた…。飯食わないと身体壊すぞ。」
「食べたくない…。」
葵はあれから、あたしの側を
片時も離れずにいてくれた。
「せめて何か飲め。」
「いらない…。」
葵の優しさが痛いほど伝わってくる。
けど、今はその優しささえも
ただただ苦しかった。
「水、注いでくる。」
葵はそう言うと、あたしの
頭を撫でて台所に水を注ぎに行った。

