星空の日に




「…もしもし。」




『もしもし。佐々原やすよさんの
お孫さんですか⁇警察です。』

「はい…。そうですが…。」



警察…⁇
電話の向こうの知らない声に
あたしは冷や汗をかいていた。




『今朝、ご近所の方が佐々原さん宅に
回覧板を届けに行ったところ、
応答が無かったらしいんです。』

「そ、それで…⁇」


自分でも声が震えているのが分かった。



『不思議に思ったご近所の方が
玄関の鍵が開いていたので
家の中を覗いて見たところ
佐々原やすよさんが…』

「おばあちゃんが…⁇」







『倒れていたということです。
急いで病院に搬送しましたが
先ほどお亡くなりになられたと
いうことでした…。』







おばあちゃんが…





「亡くなった…⁇」





「‼︎」

「え、誰が⁉︎ひなた⁉︎」

「おい、ひなた‼︎」




早奈英と亮平が
あたしの肩を揺さぶる。




待って…。
何も理解できない…。
だって…昨日帰って来たら
また一緒にご飯食べようって…。




『机の上の高血圧の薬や、
医師の診断の元で事件性が低い事が
確認出来ましたので今すぐ
病院に来て頂けますか⁇』


「は…い。」






警察の言葉なんか
頭に入って来なかった。

そのまま電話を切って
放心状態になる。



「おばあちゃんが…
亡くなったって…。」

「おばあさんが…⁉︎」

「ひなた何してるの⁉︎
それなら早く帰らなきゃ‼︎」

「俺、姉貴に連絡して
今すぐ来てもらうから‼︎」




あたしがその場に座り込む中、
早奈英と亮平は急いで
一階へと降りていく。




「ひなた…。」

「嘘…。嘘だよねそんなの…。
おばあちゃんに限ってそんな…。」

「…。」



震えるあたしの体を
葵は強く、強く抱きしめた。