「ほら、早く行くぞ。」
葵は立ち上がると、あたしに
手を差し伸べた。
葵の唇の感触が
まだ残ってる…。
葵はなんともないのかな…。
「意地悪。」
「うっせ。」
あたしは葵の手を取って
立ち上がった。
外に出ると、亮平と早奈英も
片付けを終わらせた所だった。
「皿洗いさんきゅーな♪
こっちも今終わったぜ。」
「こっちこそ外の片付け
ありがとうね。」
「お安い御用だよ〜♪
ねぇねぇそれより、良いくらいに
日も落ちて来るし近くの川で花火しようよ〜♪」
早奈英はそう言うと
大量に買ってきた花火を
あたし達に見せて笑った。
「すんごい量の花火だね(笑)」
「そう〜⁇♪だいじょぶ、だいじょぶ〜♪」
「じゃ、行くか♪」
「わーいっ♪」
早奈英と亮平は嬉しそうに
そそくさと、川の方に走って行く。
「葵も行こう⁇」
「ん。」
葵は素直に頷くと、
あたしの横に来て
歩き出した。

