星空の日に






「おはよう。」

「もー、遅いよひなたぁっ。」

「寝坊したろー。」



玄関に行くと首を長くして
亮平と早奈英が待っていた。


「してないよー。
ちゃんと起きてたもんー。」

「「はいはい。」」


亮平と早奈英は口を揃えて頷いた。



「ほら葵、荷物を後ろに乗っけてやれ。
ひなた、姉貴が送ってくれるって。」


「ん。」


「わっ…。そうなんだっ。
莉緒さん〜お久しぶりです‼︎」



亮平に言われて車の方に目をやると
中から亮平のお姉さんの莉緒さんが
こっちに向かって手を振っていた。

中学の時、亮平と仲良くなったのを
きっかけに、いつも良くしてくれていた。

目元が亮平によく似ていて
スラッとした綺麗な人。


あたしの荷物を抱えて
車に移動する葵の後ろを
ついていくように、
あたしも車に駆け寄った。



「ひなたちゃん久しぶりー‼︎
また可愛くなってー‼︎」


あたしが車に駆け寄ると
莉緒さんは運転席の窓を開けて
あたしの手を握った。


「本当に久しぶりですね‼︎
元気そうで良かったですっ‼︎」


「私はいつでも元気だよ〜。
ひなたちゃんの方こそ大丈夫なの⁇
なんか、だいぶやつれた気がする。」


「そう…ですか⁇気のせいですっ。」


「そう〜⁇あ‼︎暑いのにごめんね‼︎
早く乗って〜。亮平、行くよー。
葵くんも、早奈英ちゃんも♪」




莉緒さんはそう言うと
亮平達を車に乗せた。



「あ…莉緒さんごめんなさい‼︎
少しだけ待っててもらっても
いいですか⁇おばあちゃんに
声かけてきますっ。」



あたしはおばあちゃんに
声をかけ忘れた事を
思い出した。




「うん、いいよ〜♪」

「ありがとうございます‼︎」



あたしは莉緒さんに
軽く頭を下げて
車から離れると
家の中に戻った。