星空の日に












あれから数日間、
あたしは学校を休んだ。

どうしても動く気力がなくて
ただ目を閉じて何も考え無かった。

その間も葵は毎日、家に寄ってくれたし
早奈英と亮平も心配して
あたしの様子を見に来てくれたりした。





学校を休んで5日。
今日も葵は学校帰りに
あたしの様子を見に来てくれていた。







「調子どう⁇」

「うん…。もう大丈夫。
来週から学校にも行く。」

「そ。なら良かった。」



葵は安心したように
ベッドにもたれかかった。




「あ、そういえば。」

「⁇」


葵は思い出したように呟く。




「亮平達が明日から
一泊二日でキャンプ行こうって。」

「あ、そっか…。本当は先週
行くつもりだったのに
あたしが学校休んだもんね…。
うん。行く。」


「明日10時に亮平達と迎え行くから。
俺らもたまには息抜きしよう。」


「うん…。」


「じゃ、俺そろそろ行くな。」


「うん。」




立ち上がって、帰る葵を
玄関先まで見送る。


葵もあの日以来、
お父さんがいない時には
家に着替えに帰って
あとは亮平の家にいる。


葵も複雑なんだよね…。





「葵っ‼︎」



歩き出す葵をあたしは呼び止める。



「いつも…来てくれてありがとう。
本当に本当に…ありがとう。」




「…おう。風邪引くなよ。」




あたしが照れくさそうに
うつむくと葵は優しく微笑んで
手を振って去って行った。