星空の日に





あたしの少し前を歩いていく
その人をあたしも追いかける。




角を曲がってしばらく歩くと、
葵の家の前に着いた。



「やっぱり葵だった…。」




その見慣れた後ろ姿は
亮平の家にいるはずの葵だった。



着替えに来たのかな…。
結局、昨日着替えられてないし。





「葵〜っ……」




あたしが家の中に
入って行こうとする葵を
呼び止めようとした時だった。





ー⁇ー




葵が玄関のドアに
手をかけた時だった。



中から葵に似た、
綺麗な顔をした男の人と
肩より少しだけ長い黒髪の
女の人が出て来た。





「葵っ…。」



あたしは驚いて
ふいに、声が出てしまう。






ー‼︎ー

「ひなた⁇なんでお前がここに…。」


葵はあたしの声に気付くと
あたしの姿を見るなり驚いていた。



「あ、あの…迎えに来たら
ビックリするかなって思って…。
亮平ん家に行く途中で
葵の姿が見えたから…。」










「ひなた…なの…⁇」



ー⁇ー




その時、あたしは
女の人に名前を呼ばれた。



いきなりの事で
あたしはただ驚いて
目を凝らして
その女の人を見る。


誰…⁇








「ひなたっ‼︎‼︎‼︎」


「‼︎」






その女の人は、
勢いよくあたしの元に
駆け寄ってきた。