星空の日に



言われた通りに
あたしは玄関に立って葵を待つ。



どうしたのかな…。



玄関の周りを見渡す。
とっても静かで
絵とか写真とかも全然なくて
どこか寂しげで…。







ーパリーンッ‼︎‼︎ー


「⁉︎」



その時、何かが割れる音がした。



なに…⁉︎

あたしは葵に何かあったのかと思い、
背伸びして部屋の奥を覗こうとしたが
暗くてよく見えなかった。







「ふざけんじゃねーよ‼︎
なんでこんな女連れ込むんだよ‼︎」





ー‼︎ー



その時、部屋の奥から
葵の怒鳴る声がした。




「待て葵‼︎
話を聞くんだ‼︎」




葵の次に聞こえてきたのは
たぶん…
葵のお父さん。




「触んじゃねぇ‼︎
全部てめぇのせいじゃねぇか‼︎」


「聞け‼︎葵‼︎」


「うっせー‼︎‼︎」




ーバタンッ‼︎‼︎ー






ドアが勢いよく閉まったのと同時に
奥の部屋から葵が戻ってきた。


「行くぞ。」


「あ、あの…葵っ‼︎」

「いーから早く‼︎‼︎」

「‼︎」



あたしが葵に強く言われ、
驚いているとそのまま
葵はあたしの手を強く引いて家を出た。